■令和5年度 緑の募金公募事業 現地視察 NO.7

☆「やまんばの森づくりプロジェクト」チーム 上田女子短期大学付属幼稚園裏山の整備編☆

緑の募金地区事業とは

当基金では皆様からいただいた緑の募金の一部を活用して、NPOや任意団体の自発的な活動による森林整備、緑化推進等の事業を応援しています。令和5年度は19団体が公募事業に採択され、このうち7団体について当基金が現地視察した状況をホームページで紹介しています。

「やまんばの森づくりプロジェクト」とは

プロジェクトチームは、特色ある歴史・文化や地域の精神性を有する、上田女子短期大学付属幼稚園裏山 唐臼山(やまんばの森と呼んでいます)の森林整備や環境緑化を、幼稚園児や卒園児、その保護者、学生、地域住民が協働して行うことで、人間・鳥・虫たちが集い共に過ごすことのできる森を創り、環境緑化への意識を高めることを目的としています。当日は、上田女子短期大学 幼児教育学科の酒井真由子教授に御案内していただきました。(令和5年11月2日(木)視察実施)

「やまんばの森」とは

30年ほど前に、唐臼山の頂上に樹齢約200年の老松があり、幼稚園児が絵本を見てこの松を「やまんばの木」と呼ぶようになりました。ここからこの里山を「やまんばの森」と称しています。頂上には「二木社」跡の雷神の祠、西側には「唐臼社」跡があります。この里山は、短期大学が開校する数十年前までは地元住民の生活に大きく関わっていました。地元の高齢者の記憶に基づき、中腹から以前貯蔵室だった横穴が発見されています。

上田女子短大の正面。この真裏に里山がある

 

 

 

 

やぶを払って整備された遊歩道

中腹から発見された貯蔵庫の横穴

 

 

 

 

 

 

里山で見つかったシカの骨

 

 

 

 

 

 

西側にある唐臼社跡

園児が設置した道標

 

 

 

 

 

 

植樹した苗木

 

 

 

 

 

 

頂上付近の広場

「やまんばの木」の切り株

園児が樹木に命名

雷神の祠

里山についての解説板

頂上からふもとに下る遊歩道

里山の中に短期大学で活用している茶室がある

整備された遊歩道

ふもとでは、園児の皆さんが里山の枝や落ち葉を使って焼き芋をつくっていた